東京にて創業
株式会社ひじかたは2020年9月東京足立区綾瀬にてコロナ真っ只中、創業しました。
創業メンバーは前職の同僚であった4人。
土方を代表にし、何をするか、どんなことをやるか、なぜやるか、模索する日々が始まります。
全員が毎日100個のビジネスアイデアや課題をブレスト
じぶんたちが戦う戦場を見つけるべく、毎日100個のアイデアや課題を出し合っては、ボツにするという日々を過ごしました。
本当に身の回りの小さな課題や宇宙といった課題まで幅広くでましたが、イマイチピンとこない。やがて、こんなやり方からは本質的なサービスは生まれないかもしれない。という結論に達していきました。
じゃぁ農業やってみたい
煮詰まった時にふと、代表の土方がやってみたいことをやろうと話になり、土方が「農業に興味がある」と。そこで、その話の本当に次の日には長野へ弾丸視察に行きました。
本当は行政のサービスなど受けることもできましたが、そこはスタートアップ。思い立ったら即行動の精神で現場をみてみました。
まるで遠足のような高揚感があったのを今でも思い出します。
宮崎県日南市へ2回の視察
長野から戻ったらまた別の場所の視察もしようと話になり、たまたまメンバーの1人がツテがあった宮崎県日南市にいくことに。これまた弾丸で1週間後に3泊4日でいくことにしました。
もう農業をやるのはほぼ既定路線で、あとはどこでやるか?が焦点になっている感じで、私もようやく戦場を見つけられたような気持ちでしたね。
1回目の視察が終わり、もう一度10日間ほどのインターンにいかせてもらった後、11月1日に移住を完了させました。
電光石火の移住。農家バイト開始。
いろんな人にびっくりされますが、移住までのスピードはとんでもなく早かったと思います。創業してほぼ2ヶ月後には移住が完了していました。
農業がやりたくて乗り込んできたものの全員ど素人。
なので、農家さんに1からお世話になることを決意。3LDKに4人で住む共同生活がスタートです。代表の土方の家族が数ヶ月後に移住してくるので土方はリビング生活。
まさに創業初期のスタートアップの感がありました。
10ヶ月間の研修後、自社生産をスタート
2020年11月からバイトをスタートさせ、2021年8月までお世話になりました。
そして、2021年9月からようやく自社生産をスタートさせます。初めての栽培です。
このときからズッキーニをつくることは決めていました。
と、いうのも、同じ移住者でひじかたメンバーより6年前に移住していた渡辺泰輔くんことたいぴーがズッキーニの栽培をしていて、教えてくれていたのと、彼が土地を貸してくれたのが大きいです。
ズッキーニを選んだ理由
もう少し詳しく話すとズッキーニを選んだ理由は大きく4つありました。
①3ヶ月で1サイクルすること。
農業自体がど素人だったので、短いサイクルで1回転できる作物なら経験を積みやすいかもと思ったのが大きいですね。
②競合が少なかった。
ズッキーニを差し入れしても「どうやって食うんや?」と、ズッキーニを知らない農家さんもすごく多かった。なので、これならライバルが少ないから勝てるんじゃないか、と思いました。
③宮崎県が産地だった。
宮崎県は生産量2位のズッキーニ県。産地ということはそれだけ天候や環境に適している野菜だと判断しました。
④年間7%の成長マーケットだった。
野菜では驚くことに7%ぐらい毎年食べる人が増えている珍しい野菜でした。上がってるマーケットに参入できる!と判断しました。
2,000万の農家さん承継
時には仕事がなくて周りの農家さんの手伝いに行ったり、時には手に負えないぐらい仕事ができてしまって回らなくなったり。
せっかく買って、仕込んだ種が全てダメになってしまったり。
本当に大変な栽培1年目でした。色々あった。
そんな1年を経て、ある農家さんを承継することに成功し、ぼくたちは今、本拠地を手に入れてズッキーニの栽培に取り組んでいます。
さっそく土づくりも開始し、収穫もスタート。なかなか思うようにいってはいませんが、地道に一歩ずつ進んでいます。
今回は承継したと思ったら台風14号に見舞われてビニールハウスのビニールが全て吹っ飛ぶというアクシデントも盛大についてきました。
保険でなんとかなりましたが、進捗は遅れるばかり。ハウス周りの修繕もけっこう時間がかかり、間接的に冬作にも影響が出てしまいました。
何一つ思い通りになんていってないけど、これから美味しいズッキーニをつくり、ズッキーニで天下をとっていきます。
そんな私たちのズッキーニはBASEにて買い求めできますのでぜひご覧になってみてください(^^)
ではまた。